妙高酒造酒造り4
私がしぼる越乃雪月花純米大吟醸無濾過生原酒に
使われる掛け米を最終的にさらしてから、
タンクに投入させます。
大切に思いを込めて撹拌させ
冷ましていきます。
作業は効率を図り、いろいろなシーンで行われます
それは先人たちが長年にわたり培われてきた
経験によって確立されていったのだと思います。
酒米が広げられ、投入温度になるまで
この寒い部屋で冷却されていきます。
このお米が、麹の酵素によって
少しずつ糖化され、酵母の餌になり、
アルコールが生み出されるのですから、
全く不思議ですね。
美味しいお酒が生み出されるまでには
いくつもの長い工程を通ってようやく
この一本にたどり着く。
杜氏さんが思い描いた設計図を基に
蔵人が力を合わせて導き出すのですから
凄い世界ですね。
仕事を終えて道具を洗浄します。
各工程ごとに並行して酒造りは進行していますので
まだまだ作業は続きます。
お忙しい中、蔵人の皆さんありがとうございました。
酒造りは毎年1年生と、70歳をとうに超えた
平田杜氏は言います。
ベテラン杜氏でさえも、迷宮入りしそうになる
酒造りの世界は奥が深いのですね。
でもまた魅力なのでしょうね。
基本は絶対に崩さず、妥協しない酒造りを
行ってきた平田杜氏のお酒は、
個性派とは違い、究極にバランスがとれているので、
派手さよりも、いつも一緒に美味しく味わっていたい
しみじみ美味しいお酒です。
このような取り組みはかならず受け継がれて
いくことでしょう。
JUGEMテーマ:グルメ
- 2024.02.12 Monday
- 地酒
- 18:51
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- by 立原酒店四代目店主